
コラムCOLUMN
銀歯とセラミックの被せもの、どっちが良い?それぞれの違いを歯科医師が解説
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。
GWもあっという間に終わり、日中は半袖でも快適に過ごせるようになってきましたね。
今日のブログテーマはむし歯治療で使う材質の違いについて。
むし歯治療で歯を削ったあと、根の治療が終わったあとで
「奥歯なので銀歯がおすすめです」
「白い被せものも選べます」
と言われて、**何が違うの?どっちを選べばいいの?**と悩まれたことはありませんか?
実は、むし歯治療後の詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)には、さまざまな種類があります。
見た目だけでなく、
- むし歯の再発リスク
- 耐久性
- 費用
- 金属アレルギーの有無
- 歯への優しさ
などにも違いがあります。
今回は、銀歯・CADCAM冠・セラミックなど、それぞれの特徴について分かりやすく解説します。
詰め物(インレー)と被せ物(クラウン)の違い
まず補綴(ほてつ)治療には大きく分けて2種類あります。
インレー
部分的なむし歯で、削る範囲が比較的小さい場合に行う治療です。
歯の一部を補う「詰め物」です。
クラウン
むし歯が大きい場合や、神経の治療後などに行う治療です。
歯全体を覆う「被せ物」です。
これらに使用する材料として、
- 金属(銀歯など)
- CADCAM冠
- セラミック
などがあります。
① 銀歯(保険診療)
日本で昔から多く使われてきた代表的な保険治療です。
主に
- 金銀パラジウム合金
- 銀合金
- チタン(金属床義歯などで使用されることも)
などの金属材料があります。
メリット
- 保険適用で費用を抑えられる
- 強度が高い
- 奥歯でも割れにくい
デメリット
- 見た目が目立つ
- 汚れが付着しやすい
- 金属アレルギーの可能性がある
- 材質によっては錆びたり経年劣化しやすい
- 歯との隙間からむし歯が再発しやすい場合がある
- 金属イオンが溶出する
銀歯は時間が経つと接着材が劣化し、隙間から再びむし歯になる「二次むし歯」の原因になることがあります。
② CADCAM冠(保険適用の白い被せ物)
近年、保険適用範囲が広がっている白い被せ物です。
樹脂(プラスチック)とセラミック素材を混ぜたハイブリッドレジンを、コンピューターで加工して作ります。
メリット
- 保険適用で白い歯にできる
- 銀歯より見た目が良い
- 金属アレルギーでも使用できる
デメリット
- セラミックより強度が低い
- すり減りやすい
- 変色することがある
- 経年劣化しやすい
- 奥歯やブリッジなど適応部位に制限がある場合がある
「保険で白くしたい」という方には選択肢になります。
③ セラミック(自費診療)
見た目・機能性ともに優れている素材です。
代表的には
- オールセラミック
- ジルコニア
- e.max
などがあります。
メリット
- 天然歯に近い美しさ
- 変色しにくい
- 汚れが付きにくい
- 精度が高く、むし歯の再発リスクを下げやすい
- 金属アレルギーの心配が少ない
デメリット
- 保険適用外
- 銀歯より費用が高い
- 強い食いしばりがある場合は種類の選択が重要
費用の目安
※医院によって異なります
保険治療
数千円程度(負担割合による)
CADCAM冠
数千円〜1万円前後
セラミック
数万円〜十数万円程度
当院がセラミックをおすすめする理由
当院では、見た目だけではなく
「長く健康な歯を守る」という観点から、セラミック治療をおすすめすることがあります。
理由は、
むし歯の再発リスクを抑えやすい
適合精度が高く、隙間ができにくい
汚れが付きにくい
表面が滑らかで、プラークが付着しにくい
見た目が自然
前歯でも違和感が少ない
金属を使わない
金属アレルギーの心配が少ない
一度治療した歯を、できるだけ長持ちさせたい方におすすめです。
どの治療が最適かはお口の状態によります
すべての方に必ずセラミックが最適というわけではありません。
- むし歯の大きさ
- 噛み合わせ
- 歯ぎしりの有無
- 見た目の希望
- ご予算
によって、最適な選択肢は変わります。
当院では、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明したうえで、患者さまに合った治療方法をご提案しています。
銀歯を白くしたい方、詰め物・被せ物について相談したい方はお気軽にご相談ください。
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。





