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こどものフロスは何歳から必要?おすすめの商品や使い方を歯科医師が解説

京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。

「子どもってフロス必要ですか?」
「歯磨きだけじゃダメですか?」

保護者の方から非常によくいただく質問です。

結論から言うと、

こどものフロスは“歯と歯が接触し始めたタイミング”から必要です。

特に乳歯列では、歯ブラシだけでは清掃しきれない場所があり、むし歯の原因になりやすいため注意が必要です。

実際、こどもたちの歯科検診をすると歯と歯の間は汚れが溜まっていることが多く、最近のこどもは口腔が狭く乳歯列の時から狭窄している場合も少なくありません。
すきっぱの子どもに比べ、乳歯ですでにぴったり並んでいるこどもは特に歯と歯の間のむし歯に注意が必要です。

今回は、

  • 何歳からフロスを始めるべきか
  • 歯ブラシだけでは不十分な理由
  • 虫歯になりやすい部位
  • おすすめのフロス商品

について解説します。


こどものフロスは何歳から?

目安は 2歳前後 です。

理由は、奥歯の乳臼歯(D・E)が生えそろい、歯と歯の間に接触ができ始めるためです。

特に以下のような場合は早めのフロスがおすすめです。

  • 歯と歯の隙間が少ない
  • 甘いものをよく食べる
  • 仕上げ磨きが苦手
  • 兄弟にむし歯が多い
  • すでに初期むし歯がある

「年齢」で一律に決めるというより、

歯が生えた状態(接触状態)で判断することが大切です。


歯ブラシだけでは不十分?

歯ブラシで落とせる汚れは、一般的に歯面全体の約60%程度とも言われています。

歯と歯の間のプラークは残りやすく、フロスを併用することで清掃効率が上がります。

小児を対象にした研究では、フロス補助器具を使用した群は通常の糸巻きフロスよりも短時間で効率よく歯間清掃ができ、プラーク除去率も高かったと報告されています。

2020年の Scientific Reports の研究では、

  • フロス補助器具:歯間プラーク47.0%減少
  • 通常フロス:26.8%減少

という結果でした。

また、歯間清掃を追加することでプラークコントロールが改善することは以前から報告されています。


特にむし歯になりやすい部位

乳歯で特に注意したいのは以下です。

上顎A-A間(前歯の間)

哺乳瓶う蝕などでも有名な部位です。


上下D-E間

乳臼歯同士の間は非常に虫歯になりやすいです。


上下C-D間

食べ物が詰まりやすいケースがあります。


D・Eの咬合面

溝が深い場合は注意が必要です。


なぜ乳臼歯は虫歯になりやすい?

乳臼歯の隣接面は、永久歯よりも

接触面が広く平坦

という特徴があります。

そのため、

  • 歯ブラシが届きにくい
  • 自然な自浄作用が働きにくい
  • 食べかすが停滞しやすい

という問題があります。

気づいた時には隣接面う蝕が進行していることも少なくありません。


フロスは毎日必要?

理想は 1日1回(夜) です。

特に寝る前は重要です。

寝ている間は唾液量が減り、虫歯リスクが上がるためです。

毎日が難しい場合でも、

まずは週2〜3回から始めるだけでも違います。


歯ブラシが先?フロスが先?

どちらでも大きな問題はありません。

ただ最近は、

フロス→歯ブラシ→フッ素

の順番をおすすめすることが多いです。

歯間の汚れを先に除去することで、フッ素入り歯磨き粉が届きやすくなります。

大切なのは順番より「継続」です。


こどもにおすすめのフロス

小さいお子さんには、

**ピックタイプ(柄付き)**が圧倒的に使いやすいです。

親御さんも仕上げ磨きしやすく、お子さんも嫌がりにくい傾向があります。
当院でも取り扱いがあり、大変人気商品です。

フロッシー(FLOSSY)

こどもデンタルフロス FLOSSY! 60本入

  • 子ども向け設計
  • 持ちやすい
  • 人気が高い

Ci キッズフロス

Ciメディカル キッズフロッサー 20本入

  • 歯科医院でもよく取り扱いあり
  • 比較的安価
  • 初めてのフロスにおすすめ

フレーバー付きタイプ

Plackers Kid’s Dual Gripz

GUM Twistables Kids Flossers

「ぶどう味」「いちご味」など、楽しく習慣化しやすい商品もあります。


むし歯治療をしたことがあるお子さんは?

詰め物をしている歯がある場合は、

**糸巻きタイプ(手巻きタイプ)**をおすすめすることがあります。

理由は、

フロスピックを無理に引き上げると、詰め物や修復物が外れるリスクがあるためです。

糸巻きタイプで横から抜くほうが安全なケースがあります。


まとめ

こどものフロスは、

「永久歯が生えてから」ではなく、乳歯の時期から重要です。

特に乳臼歯が生えそろう2歳前後から習慣化できると理想的です。

小さい頃から正しいケアを行うことで、

  • むし歯予防
  • 将来的な歯並びの管理
  • 小児歯科での予防習慣

につながります。

当院では、お子さまのお口の状態に合わせてフロス指導や仕上げ磨き指導も行っています。

気になる方はお気軽にご相談ください。

 

提携医療機関

Dr.宮井敏の歯科・歯列矯正相談室