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こどもの本人磨きって必要?
みなさん、こんにちは。京都市中京区の歯医者さん、団おとなこども歯科です。京都市は今日から祇園祭ですね。じめじめ暑い季節が続きますが1か月間、とても楽しみです。
さて今日は、こどもの本人磨きが『とても大切』であることをテーマに選んでみようと思います。みなさまのお子様は、いかがでしょうか。本人磨き、頑張っていただけておりますでしょうか。ぎくっとされた保護者の方もおられるかと思いますが、もしまだ本人磨きをさせていないようであれば、今日から頑張ればまだまだ間に合います。このブログをお読みいただいた後で、ぜひお子様と一緒に歯ブラシを買いに行ってみてください。
さて、子どもの歯磨き習慣を形成することは、将来の歯の健康に大きな影響を与えることは言うまでもありません。特に「本人磨き」は、自分で歯を磨く習慣をつけさせ、どこがどのように磨けているか、磨けていないかを考えながら磨けるようになります。小さな子どもにとって、自分の手で歯ブラシを使って歯を磨くことは、単なる習慣以上の意味を持ちます。では、本人磨きは何歳ごろから始めるべきでしょうか。
先生によって色々なお考えがありますが、当院では本人磨きを2~3歳ごろから始めるよう推奨しております。この時期は、お箸などの子どもが自分の手で物を操作する能力が発達し始める頃です。早い段階で歯ブラシを口腔内に入れることで、歯磨きに対する抵抗感を減らし、興味を持たせることができます。まずは、口腔内に安全な歯ブラシを選び、子どもが持ちやすいハンドルのデザインのものを選んでいただけると良いと思います。毛先が柔らかく、小さなヘッドの歯ブラシが適しています。また、安全面に考慮したハンドルが曲がるタイプは未就学児にも安心です。当院でも、ハンドルがやわらかくグニャグニャと曲がるタイプを推奨しています。低年齢のお子様の歯ブラシによる事故も少なくありません。初めての歯ブラシは、特に安全に配慮したデザインを強く勧めます。
安全面への配慮以外では、子どもたちに歯磨きへ興味を持ってもらえるようにすることも大切です。たとえば、好きな味の歯磨き粉を一緒に選んでみるのはいかがでしょう。子どもが自発的に歯磨きをしたいと思ってもらえるように、いくつかのフレーバーを用意して、毎日子どもに選ばせることで、歯磨きを楽しい習慣に変えるのもおすすめですよ。
最初のうちは、こどもが自分だけで完璧に汚れを取ることは不可能です。それよりも、歯磨きを楽しく行うことを一番の目的と考えましょう。子どもが楽しんで歯磨きをすることで、自然と習慣化されていきます。例えば、歯磨きをゲームのように楽しんでみたり、歯磨きの前にはむし歯の絵本を読んでみたり、親子で一緒に歯磨きをすることで、毎日の歯磨きは特別な楽しい時間になってくれます。
本人磨きはあくまで習慣づけの一環であり、実際の汚れを取るのは保護者が行う「仕上げ磨き」です。子どもがどんどん歯磨きができるようになる一方で、しっかりと汚れを取るためには仕上げ磨きを必ず行うようにしてください。磨きにくい奥歯や歯と歯の間をきちんと磨いてあげることで、虫歯予防の効果が高まります。
中には、小学校に入ったら仕上げ磨きをしていない親御さんがいらっしゃいますが、基本的に12歳ごろまでは必ず仕上げ磨きを行ってあげてください。毎日たった5分でいいので、お子様の将来の健康のために仕上げ磨きの時間を作りましょう。
歯磨きは大人でも完璧にできている人はほとんどいません。小さな子どもはもっと難しいのです。むし歯をしっかり予防するなら、定期的に歯科医院でブラッシング指導を受けるようにしましょう。特に乳歯列期や、歯が生え変わる時期の歯は、軟らかくむし歯の進行も早いです。磨きにくい部分が出てくるため、専門家の指導を受けることで正しいブラッシング方法を学ぶことができます。歯科医院での定期的な検診やフッ素塗布も合わせて行うことで、子どもの歯を健康に保ちましょう。
本人磨きは、子どもの歯磨き習慣を形成する上で非常に重要なステップです。早期からの習慣づけと親の仕上げ磨き、そして歯科医院での定期的な指導を組み合わせることで、子どもの歯を健康に保つことができます。楽しく、そして効果的な歯磨き習慣を身につけることで、将来的な歯の健康を守りましょう。
子どもたちの歯磨き習慣が楽しく、効果的なものであるように今後も衛生指導に努めてまいります。お子様の成長に合わせて無理なく少しずつ始めてみてください。また、分からないことや気になることはいつでもお気軽にご相談くださいね。『わざわざ歯医者さんに行ってまで聞くことでもないかな』とそのままにせずに、お子様の健康のためにも、一度検診に来てくださいね。それではまた。


