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本当に歯医者の定期検診に通ったほうがいいのか?
みなさん、こんにちは。京都市中京区にある団おとなこども歯科です。まだまだ残暑厳しいですが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。院長である私は、1歳の子どもから風邪をもらい、今週40度近い熱が出てしまい、急遽クリニックを閉めて休診とさせていただきました。ご予約頂いていた患者様には大変ご迷惑をおかけいたしました。子どもの方はピンピンしているのですが、大人の方が重症化するのは本当ですね。
さて、今日のブログはみなさまも良く耳にする定期検診について書いてみようと思います。
定期検診に歯医者さんへ通っている方は、およそ34~35%といわれています。(2020年 日本歯科医師会の実態調査および、国立保健医療科学院によるWeb調査の結果を引用しています。)
この数値をきいて、『高い』と思われる人、『低い』と思われる人いらっしゃるかと思います。このブログを読んでいただいている方は、少なからず歯や健康に興味関心をお持ちの、言わば健康志向の方が多いかなと思いますが、実際には3人に2人は歯科検診を受診していないのです。
私個人の考えでは、例えば歯科検診が盛んなスウェーデンは国民の90%以上の検診率に比較すると、歯科に関してはまだまだ先進国としては遅れているなと感じています。日本でも子どもの医療費の助成があったり、国民皆保険制度によって安心して治療を受けられる良いところも沢山ありますので、今後、日本にも国民皆歯科検診が実施されればと願うばかりです。
そんな歯医者さんの定期検診ですが、実際どんな処置や検査を行うのか、いくらくらいかかるのか、どれくらいのペースで行ったほうがいいのか、など、実際に患者様から寄せられた質問を今日はまとめてみました。
1. 「定期検診はどのくらいの頻度で行くべきですか?」20代 女性
- :一般的には3か月~半年に1回が推奨されています。ただし、歯周病が進行している人やインプラント治療を受けられた人、むし歯ができやすい人など、個々の口腔状態やリスクに応じて、歯科医師の診断のもと期間を決定します。当院では、矯正患者様や、特に歯周病や虫歯のリスクが高い場合は、1ヶ月に1回など、より頻繁な検診が必要と判断する場合もあります。
2. 「定期検診で何をチェックされるのですか?」50代 女性
- 虫歯や歯周病の有無、歯の磨き残し、歯茎の健康状態、噛み合わせ、ガンなどの口内の病変などを確認します。また、必要に応じて歯石取り、歯のクリーニング、フッ素塗布、歯磨き指導、写真撮影、レントゲン撮影を行います。着色取りなどは、保険適用外となる可能性があるため、ご希望の場合はかかりつけの先生に一度相談してみてください。
3. 「痛みがないのに定期検診に行く必要はありますか?」20代 男性
- 痛みがなくても、初期の虫歯や歯周病は自覚症状がないことが多いです。定期検診の目的の1つに、早期発見・早期治療があります。痛みなどの症状が出てしまうと、かなり症状が進行してしまっている可能性が高いため治療にも時間がかかり、歯を失ってしまう可能性もあります。定期検診は痛みが出てからでは遅いため、今から予防の意識をしっかりと持って通われることをおすすめします。
4. 「定期検診ってどれくらい時間がかかりますか?」30代 男性
- 一般的には30分から1時間程度です。当院では口腔内の状態にもよりますが、30分から45分ほどお時間をいただいております。各医院での検診の内容や、クリーニングの必要性によって、多少時間がかかる場合もありますが、通常はスムーズに終わることがほとんどです。会社のお昼休みや仕事終わりの時間を利用される方もいらっしゃいます。
5. 「定期検診で痛いことはありますか?」60代 女性
- 歯医者さんって何かと『痛い』イメージありますよね。でも検診自体は基本的に痛みを伴いませんので、ご安心ください。稀に歯周病が進行した方で、歯茎の炎症がある場合は、歯石の除去や検査時に軽い痛みを感じることがあります。当院では、そのような場合でも、麻酔処置などによって適切に対応を行っております。特に痛みに敏感な方は、事前に歯科医師や担当衛生士に伝えておくと安心かもしれないですね。
6. 「子どもの定期検診の内容は大人と違いますか?」40代 女性
- 子どもの場合は、虫歯のチェックに加え、歯並びや顎の成長、永久歯の萌出(はえかわり)状況も確認します。さらに、予防や治療のためにフッ素塗布やシーラント処置を行うこともあります。
また当院では、必要に応じて口腔機能検査を実施し、筋機能療法を行っています。歯並びは歯だけの問題ではなく、骨格や歯を支える周りの筋肉などの影響を大きく受けています。歯並びについて不安がある場合は、ぜひ一度当院までご相談ください。
7. 「定期検診に行かなかった場合、どんなリスクがありますか?」40代 女性
- 虫歯や歯周病が進行してしまい、最終的に大きな治療が必要になることがあります。特に初期段階では痛みや不快感がないことが多いため、定期的なチェックを欠かすと見逃してしまう可能性があります。ご自身ではむし歯や歯周病の判断を行うことは非常に難しいといえます。何かお困りのことがあれば、自己判断せずにぜひお気軽に歯科医院へご相談ください。
8. 「費用はどれくらいかかりますか?」20代 女性
- 定期検診の費用は、健康保険が適用されることが多く、3000円~6000円ほどです。具体的な費用は診療内容によって異なりますが、クリーニングやフッ素塗布などの予防処置を含まれています。また当院では、事前に必要な金額をおおまかにお伝えするようにしております。現金払いだけでなく、クレジット決済や各種スマート決済も可能ですので、ご希望のお支払方法を選んでいただけます。
9. 「定期検診でむし歯が見つかった場合は、その場で治療してくれますか?」30代 女性
- 初期のむし歯処置であれば、その場で治療が可能です。しかし、歯がかけてしまっていたり、大きな問題が見つかった場合、応急処置まで行い、改めてアポイントをお取りして治療を行います。
10. 「忙しくて時間が取れないのですが、短時間で終わらせることはできますか?」30代 女性
- 事前にお知らせいただければ、できる限り短時間で効率的に検診を行います。また、定期的に通うことで、治療ではなく予防治療が中心のメニューとなりますので、比較的短時間で終えることが可能です。まずは、かかりつけ医へご相談ください。
いかがでしたでしょうか?
当院へお越しいただいている患者様から頂いたご質問ですが、このブログを読んでいただいているあなたと同じようなお悩みはございましたでしょうか?
定期検診は、お口の健康を維持するうえで非常に有効であると私は考えています。ぜひ一度、定期検診を受けたことのない方でも、お気軽にご相談くださいね。それではまた。


