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大人の虫歯予防の盲点

虫歯ゼロでも油断禁物?大人の虫歯予防の盲点

京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。

「私は虫歯になったことがないから、もう心配いらない」そんなふうに思っている方、いらっしゃいませんか?

実は、子どもの頃に虫歯がなかった人ほど、大人になってからの虫歯に油断しがちです。そして、大人の虫歯は進行に気づきにくく、発見されたときには深くなっていることも少なくありません。

■ 大人の虫歯ができやすい理由

  1. 加齢による唾液量の減少
    加齢やストレス、薬の副作用などによって唾液の分泌が減少すると、虫歯菌の酸を中和・洗い流す自浄作用が低下します(Yoshikawa et al., 2019)。特に50代以降ではドライマウスの有病率が増加します。
  2. 歯茎の後退による「根面カリエス」
    歯周病の進行や加齢で歯茎が下がると、歯の根元(象牙質)が露出します。この部分はエナメル質より酸に弱く、虫歯リスクが高くなります(Featherstone, 2000)。
  3. 歯の治療歴が増えることで「二次カリエス」のリスク
    過去に治療した詰め物・被せ物の縁から再度虫歯になる「二次カリエス」は、大人の虫歯の主要な原因です。特に銀歯は経年劣化や段差によって、隙間から細菌が入り込みやすくなります(Mjor & Toffenetti, 2000)。

■ 自覚症状のなさが落とし穴

大人の虫歯は歯の神経がすでに死んでいる場合や、歯の内部から広がるケースもあり、痛みなどの自覚症状が出にくいこともあります。そのため、「痛くない=大丈夫」と思い込んでしまうのは危険です。

レントゲンやダイアグノデントなどの機器を使って診断することで、目に見えない部分の虫歯を早期に発見することが可能です。

■ 今からできる、大人の虫歯予防

  • 高濃度フッ素(1450ppm)配合の歯みがき剤を使う
  • 夜間の間食や甘い飲み物の摂取を控える
  • フロスや歯間ブラシで歯間清掃を習慣に
  • 3〜6か月ごとの定期検診でレントゲンや虫歯チェックを受ける

また、40歳以上では根面カリエスの発症率が急増するとの報告もあり(Griffin et al., 2008)、定期的な予防処置の重要性は年齢とともに高まります。

虫歯がなかった人も、これからできないとは限りません。

大人になった今だからこそ、「見えない虫歯」に気づける定期検診と予防ケアを意識してみませんか?

京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科では、大人の虫歯予防や根面カリエス対策にも力を入れています。お気軽にご相談ください。

引用・参考文献:

  • Featherstone J.D.B. (2000). The science and practice of caries prevention. J Am Dent Assoc.
  • Mjör IA, Toffenetti F. (2000). Secondary caries: a literature review with case reports. Quintessence Int.
  • Yoshikawa M, et al. (2019). Prevalence of dry mouth and its association with systemic diseases in a community-dwelling elderly population. Gerodontology.
  • Griffin SO, et al. (2008). Estimating rates of new root caries in older adults. J Dent Res.