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意外と知らない根管治療後のリスク
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。
虫歯が深くなり、神経を取る治療(根管治療)を受けた経験のある方も多いと思います。
「神経昔とって、治療も終えてるしもう安心!」
「もう神経がないから痛くならないし、虫歯にもならないんでしょ?」と思っていませんか?
根管治療は、歯の内部にある神経(歯髄)を取り除いて消毒・密封する治療です。
炎症や感染を止めるには必要な処置ですが、健康な歯と比べるとやはり歯の強さや感覚は失われたままです。
歯の神経がないと、痛みやしみる感覚がなくなります。
だからといって虫歯にならないわけではありません。
■ 神経を取った歯の3つの大きなリスク
① 虫歯になっても気づかない
神経がないので、虫歯が進行しても痛みが出ず、気づきにくいのです。
表面上は変化がなくても、中で虫歯が大きく広がっていたという例もあります。
🔎【参考】Takahashi & Nyvad(2016)によると、神経のない歯は自浄作用が乏しく、虫歯菌の活動に対して無防備であることが報告されています。
② 歯がもろくなって割れやすい
神経を取ると、歯は血流や栄養が届かず、乾いた枝のようにもろくなります。
特に強い力のかかる奥歯では、噛んだ衝撃で“縦に割れる”ケースも多く、その場合は多くが抜歯になります。
🔎【エビデンス】Sedgley & Messer(1992)による研究では、神経を取った歯の方が破折リスクが高いことが示されています。
③ 再治療が難しい場合も
根の治療は非常に細かく複雑で、治療後に再発しても再処置が難しい場合があります。
特に古い治療や、金属の土台が入っている歯では、再治療できず抜歯せざるを得ないケースもあるのです。
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■ だからこそ「守るケア」が必要です😄⭐️
神経を取った歯を長く保つためには、以下のような対策が必要です:
• 被せ物で歯を補強する(特に奥歯)
• 定期的にレントゲンで内部をチェックする
• フロスや歯間ブラシで境目の清掃を徹底する
• 噛み合わせの力を調整(マウスピースなど)
日々のケアだけでなく、歯科医院での定期的なフォローが命綱となります。
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■ 「昔神経を取ったあの歯、大丈夫かな…」と思ったら
痛くないからといって、問題がないとは限りません。
神経を取った歯のトラブルは、症状が出たときには手遅れになっていることも多いのです。症状が出た時にはもう歯を残せない場合も多いです
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科では、根管治療後の歯の定期管理や、破折・再発リスクを防ぐためのケアも行っています。
「昔治療した歯があるけど、最近見てもらっていない…」
そんな方は、ぜひ一度チェックにいらしてください😊🦷
失ってしまう前に、“守るケア”を始めましょう。🌱
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引用・参考文献:
• Takahashi N, Nyvad B. (2016). Caries ecology revisited. Caries Res.
• Sedgley CM, Messer HH. (1992). Are endodontically treated teeth more brittle? J Endod.


