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虫歯を繰り返す人に多い3つの習慣とは?
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。
「治療したのに、また虫歯になった…」「何度も虫歯になるのは体質?」
そんなふうに思っている方、実は生活習慣の影響が大きいかもしれません。
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■ 虫歯を繰り返す人に多い3つの習慣
① ダラダラ食べ(間食時間が長い)
食べ物や飲み物(特に糖分を含むもの)をちょこちょこ長時間口にしていると、口の中が常に酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になります。
これを「脱灰(だっかい)」と呼びます。
② 間食の回数が多い
おやつの回数が多いと、そのたびに酸が作られ、歯が修復する(再石灰化)時間が足りなくなります。
回数が多ければ、それだけ虫歯リスクも上がります。
③ 寝る前の糖分摂取
寝る前のアイス・チョコ・甘い飲み物などは、唾液の量が減る就寝中に歯が酸にさらされる原因に。
寝ている間は唾液による中和がほとんど効かず、虫歯が進みやすい環境になります。
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■ 「再石灰化」ってなに?唾液のすごい力
歯は、酸によって溶けかけても、唾液の働きで自然に修復されることがあります。これを**「再石灰化」**といいます。
唾液は以下のような重要な役割を持っています:
• 酸を中和してpHを元に戻す
• 溶けたミネラル(カルシウム・リン)を補う
• 食べかすや菌を洗い流す(自浄作用)
🔬 図:脱灰と再石灰化のサイクル(食事回数とpH変化)
(グラフイメージ:スティーブンのカーブ)
※図には、pHが下がる食後の時間帯と、唾液による回復時間が示されます。
🔎【エビデンス】Zero et al., 1999 による研究では、食後のpHが5.5以下に長時間とどまると、エナメル質が脱灰しやすくなることが示されています。
また、唾液分泌の少ない人ほど虫歯リスクが有意に高いことも知られています。
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■ どうすれば虫歯を防げるの?
• おやつは時間を決めて、ダラダラ食べを避ける
• 食後すぐではなく、時間を空けて間食する(最低2〜3時間)
• 就寝前は糖分を避け、口の中を清潔にしてから寝る
• 水やお茶を飲む習慣をつける(糖分の入った飲み物を常時飲まない)
加えて、フッ素入りの歯みがき剤(1450ppm)を使い、定期的に歯科でのチェックを受けることで、虫歯の再発を防ぎやすくなります。
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■ まとめ
虫歯ができやすいのは、「体質」よりも「習慣」が原因のことが多いです。
とくに、唾液の働きを妨げるような生活スタイルを見直すだけで、虫歯のリスクは大きく下げられます。
「何度も虫歯になる」「子どもの虫歯が繰り返されて心配」そんな方は、
習慣の見直しと、定期的な歯科のサポートを組み合わせるのが一番の近道です。
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の団おとなこども歯科では、お口の状態や生活スタイルに合わせたアドバイスも行っています。また、過去の治療あとなども考慮して、今後の経過まで考えた治療計画をご提案しています。ここまで丁寧に診てもらったのは初めてですとよく言って頂けます。是非一度、お気軽にご相談ください。
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引用・参考文献:
• Zero DT, et al. (1999). The Biology, Prevention, Diagnosis and Treatment of Dental Caries. J Dent Educ.
• Featherstone JDB. (2000). The science and practice of caries prevention. J Am Dent Assoc.


