
コラムCOLUMN
歯科受診をする前に保護者の方へお願い
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科です。
お子さまが初めて歯科医院を受診するとき、保護者の方の声かけや準備によって、その経験が「楽しいもの」になるか「怖いもの」になるかが大きく変わります。小児歯科では、お子さまのペースに寄り添いながら治療や予防を進めていきますが、ご家庭での言葉がけや受診のタイミングもとても大切です。今回は、受診前に保護者の方にぜひ知っていただきたいことをまとめました。
1. 歯医者さんを「怖い存在」にしないでください
「歯磨きしないと歯医者さんに連れて行くよ」
「言うことを聞かないと歯を抜いてもらうよ」
このような声かけは一見しつけに使えるように思えても、実は逆効果です。歯医者さんを“怖い場所”と認識してしまい、受診そのものを嫌がるようになります。
また、「痛くないよ」「怖くないよ」という言葉も、お子さまにとっては「痛いこと」「怖いことをされるかも」と不安をあおってしまいます。
代わりに、
- 「上手にできてるね」
- 「がんばったね」
- 「すごいね」
- 「さすがだね」
といった ポジティブな言葉がけ をお願いします。肯定的な声かけは、お子さまに自信と勇気を与え、歯医者さんを安心して通える場所に変えてくれます。
2. 初回は“診察と練習”が中心です
小児歯科では、初診からいきなりむし歯治療をすることはほとんどありません。緊急性のある場合を除き、初回は診察や慣れる練習、そして治療計画を立てる時間に充てます。
これは、
- お子さまがまだ準備できていない状態での侵襲的な治療は避けるため
- 治療の必要箇所や方法、薬剤をしっかり検討するため
といった理由があります。
ですから「痛くなってから」「穴があいてから」受診するのでは遅いのです。歯が生え始めたら、問題がなくても定期的にかかりつけ歯科をもつことが大切です。
3. むし歯は“治したら終わり”ではありません
むし歯は一度治療すれば終わり、というものではありません。そもそもむし歯は「生活習慣」や「ブラッシング習慣」に原因があります。これを改善しないと、治療しても再びむし歯ができてしまいます。
むし歯予防は 日々の積み重ね。習慣化には時間がかかりますが、定期的な歯科受診とアドバイスを受けながら続けることで、お子さまのお口の健康は確実に守られていきます。
4. 受診する時間帯にも配慮を
特に乳幼児や未就学児のお子さまは、午前中の受診をおすすめします。午後や夕方になると、
- お腹がすいている
- 眠たくなっている
- 集中力が続かない
といった理由で治療がスムーズにいかないことがあります。無理に行おうとすると押さえつける必要が出てしまい、歯科医院への恐怖心につながります。
「子どもの体調や機嫌に合わせた時間帯を選ぶ」ことも、保護者の大切な準備のひとつです。
5. フッ素応用について
当院では、むし歯の予防・管理のために フッ化物の局所応用 を行っています。フッ素は世界的に効果が認められており、小児歯科における基本的な予防処置です。
もしフッ素に強い不安や抵抗を感じられる場合、当院での予防管理は難しいため、別の方針をとられている歯科医院の受診をおすすめいたします。
6. むし歯予防は保護者の責任
6歳までのむし歯は、基本的に保護者の方の管理にかかっています。痛みが出るまで放置するのではなく、小さいころからかかりつけ歯科で定期検診を受けることがとても重要です。
- ブラッシング指導
- 食生活のアドバイス
- 歯並びやかみ合わせのチェック
- フッ素塗布
これらを継続的に受けることで、お子さまは「むし歯ゼロ」「きれいな歯並び」を目指すことができます。
まとめ
お子さまにとって歯科医院は「怖いところ」ではなく、「自分の歯を守る安心できる場所」であるべきです。そのためには、保護者の方の声かけや準備が欠かせません。
- ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉で応援する
- 初診は“診察と練習”が中心であることを理解する
- むし歯は治療して終わりではなく、生活習慣の改善が必要
- 受診時間は子どもの機嫌や体調を考えて選ぶ
- フッ素を活用し、定期的な予防管理を続ける
この積み重ねが、お子さまの将来の健康な口腔環境をつくります。
京都市中京区 丸太町駅から徒歩2分の歯科医院、団おとなこども歯科では、小児歯科専門の診療室を備え、日本矯正歯科学会の指導医が在籍し、予防から矯正までトータルにサポートいたします。ぜひご家族で安心して通っていただければと思います。


